高次脳機能障害とは、事故によって脳に外傷が生じ、就労や生活が制限される場合の障害をいいます。
従来の脳機能障害とは異なり、認知障害だけではなく、人格変化まで含まれている点が特徴です。
高次脳機能障害の症状としては
知的障害(認知障害)
例:物忘れ、集中力低下、判断力低下、自分の障害の程度を過小評価する。
正確・人格変化(情動障害)
例:大声を出す、感情が変わりやすくなった、攻撃性が増す、幼稚になる、わがままになる、反社会的な行動をする
などがあります。このような症状があった場合には、高次脳機能障害を疑い、脳の画像を撮るなどの検査をしてください。
高次脳機能障害の症状は、交通事故にあってすぐに生じるというよりも、一定期間経過後に深まるということが多いようです。
高次脳機能障害の障害認定
なお、高次脳機能障害の障害認定は、
意思疎通能力、
問題解決能力
作業負荷に対する持続・持久力
社会行動能力
について、それぞれ評価し、障害等級の認定を行います。
交通事故解決事例~傷害、後遺障害等級1級~
1億1,700万円で解決
自動車対自動車による雨天スリップ時に対向車と衝突をし、びまん性軸索損傷、びまん性脳挫傷等の傷害を負った事例
弁護士が訴訟提起し、1億1,700万円の損害賠償金で解決しました。更にこの他に自賠責保険より3,000万円が支払われています。